あけおめついでに

すごくいまさら感があるが...

五十嵐 「Over and Over」(99年1月)を作っている頃からでしょうか、
僕の作る曲と持田のイメージが自分の中でリンクしなくなってきたん
です。詞にも楽曲にも限界を感じ始めて、リアリティを感じなくなって
きた。分かりやすくいうと詩の内容が僕自身のことを歌っているかも
知れないと感じ始めたんです。それまでは彼女のキャラクターを踏ま
えつつ、彼女に歌わせたい世界を書いていたんですが、どんどん
ギャップが出てきた。
悩んで自分を追い詰めてしまって、ある時、何でこんなことで悩んで
いるんだろうと思って、最終的に作家に専念しようということを決め
ました。結果的にはあの時に抜けてよかったと思っています。二人も
新たな方向を見つけられたし、そのままだったら共倒れになっていた
と思うんです。