現実を抗え!また会おう!

中二病は恥ずかしい、と誰もが言う
もう二度と思い出したくない、消してしまいたいと。

でも、あのときの、どうかしていた自分は本当にいなくなってしまうのだろうか?
自分は、誰かに監視されていると妄想し、自分のキャラを設定して、なりきっていた、あのときの自分は。

人は、時に妄言を吐き、突然変わる世界を夢想し、遠い未来を想像し、存在しない大恋愛を頭の中に描く。

それは、生まれてから死ぬまで、人の中で永遠と繰り返される、果てしなく繰り返される、悲しくて、恥ずかしくて、愛おしい、自意識過剰という名の病。自分という名の避けては通れぬ営み

そう、人は一生、中二病なのだ...


よい最終回だったと思いました。